Project/Area Number |
17657049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biophysics
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Research Institution | Tokushima Bunri University (2006) Hokkaido University (2005) |
Principal Investigator |
伊藤 悦朗 徳島文理大学, 香川薬学部, 教授 (80203131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 亮太 徳島文理大学, 香川薬学部, 講師 (40334338)
小林 卓 徳島文理大学, 香川薬学部, 助手 (50325867)
定本 久世 徳島文理大学, 香川薬学部, 助手 (70374220)
箕田 康一 徳島文理大学, 香川薬学部, 助教授 (50281845)
齋藤 玉緒 北海道大学, 大学院理学研究院, 助手 (30281843)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | タンパク質定量 / ELISA / 酵素サイクリング法 / マイクロサンプリング / ELISA法 / 抗体 |
Research Abstract |
本研究では、高いターンオーバー数をもつ標識酵素のELISA法と、その高感度活性測定法とを組み合わせて、タンパク質の超高感度測定法を作り上げようと試みた。そこで、まずは標識酵素の高感度活性測定法を開発した結果、従来法で最も感度の高い方法よりもさらに20倍高感度な方法に仕上がった。また本研究では、用いている抗体標識酵素が普遍的に存在するものであるため、酵素サイクリング法内にもその酵素が混在していることが明らかとなった。この混在が検出シグナルの大きなバックグランドの原因となり、検出感度(S/N)の低下をもたらすことがわかった。そのため、酵素サイクリング法に利用する酵素に含まれる標識酵素活性の除去法の開発を行った。標識酵素の自殺基質の適用により、混在酵素を除去することができた。さらには、その酵素の抗体カラムを作製し、混入酵素を除去することができた。両者とも程度の差はあるが、混入酵素の除去に役立つことがわかり、酵素サイクリング応用酵素免疫測定法が汎用に耐えるものであることが実証された。もう一つの課題である、単一細胞の単離のために、マイクロダイセクションに関する最も効率の良い手法を解析し、半自動化のマイクロサンプリングシステムを完成させた。開発した半自動化サンプリングを用いて細胞単離を行った場合、従来のマニピュレーターを用いた手動サンプリングに比べて飛躍的に短時間かつ容易に行えることが示された。
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