海洋性好熱古細菌からの水素エネルギーに応用可能な次世代型ヒドロゲナーゼの研究
Project/Area Number |
17658095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Fisheries chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
左子 芳彦 Kyoto University, 農学研究科, 教授 (60153970)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 好熱菌 / 水素生産 / ヒドロゲナーゼ / 古細菌 / 耐熱性 / 二酸化炭素 / 燃料電池 |
Research Abstract |
(1)小笠原水曜海山の深海熱水孔環境から分離されたAeropyrum caminiを供試菌として、85℃で好気環境下において旋回培養を行い、高い細胞収量が得られる条件を確立した。そのため海水培地の詳細な検討を行なった。本培養条件下で得られた菌体を、フレンチプレスを用いて細胞破砕し、遠心分離後の上清画分を各種カラムクロマトグラフィーを用いてヒドロゲナーゼを精製した。本酵素は85℃において最大活性を示し、また極めて高い耐熱性を有していた。酵素活性は、生産された水素をガスクロマトグラフィーを用いて定量して確認した。 (2)精製した本酵素を交互積層法にて炭素電極に固定化した。密閉バイアルビンにbufferを入れ窒素でバブリング後、本酵素固定化炭素電極にて1.5V印加し、ガスクロマトグラフィーにて水素量を測定した。その結果本酵素固定化電極では、生産された水素量は印加開始から50時間後も増加を続けたことから、本酵素の利用に向けた可能性が明らかになった。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)