自然排卵数の20倍以上の排卵を可能とするGDF-9・VEGF遺伝子導入法の開発
Project/Area Number |
17658119
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied animal science
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 英明 東北大学, 大学院農学研究科, 教授 (80093243)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々田 比呂志 東北大学, 大学院農学研究科, 助教授 (90158931)
松本 浩道 東北大学, 大学院・農学研究科, 助手 (70241552)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | 卵子形成 / GDF-9遺伝子 / VEGF遺伝子 / ヒアルロン酸 / アポトーシス / peptidyl-prolyl / isomerase has1 / CD44 / peptidyl-prolyl isomerase / has1 |
Research Abstract |
1)TAP-GDF-9遺伝子をラット卵巣に直接注射したところ2次及び3次卵胞数が有意に増加した。また、TAP-GDF-9遺伝子注射の後にTAP-VEGF遺伝子を注射すると胞状卵胞数が顕著に増加した。TAP-GDF-9遺伝子-TAP-VEGF遺伝子併用法は卵胞発育促進法として優れていることを明らかにした。本実験を繰り返し、2つの論文としてまとめ投稿中である。 2)卵子周囲の卵丘細胞が卵子生存に促進的に働くこと、卵丘細胞間質に蓄積するヒアルロン酸が生存促進作用をもち、アポトーシスのintrinsic pathwayの活性化を抑制することを示した。また、FSHはintrinsicとextrinsic pathwayの2つのカスケードを通して卵子退行抑制・生存促進に機能することを明らかにし、論文を執筆中である。 3)peptidyl-prolyl isomerase (Pin 1)アポトーシス)が卵子形成の最終段階(卵子成熟)で機能することを明らかにし、論文にまとめた。現在、印刷中である。 4)ヒアルロン酸合成酵素遺伝子及びタンパク質の発現を解析し、卵子に発現するhas1遺伝子及びそのタンパク質がが卵子生存促進に働くことを明らかにした。 5)卵胞閉鎖においてマクロファージはアポトーシス残渣を消去するのに必要不可欠である。しかしながら、この過程において鍵となる因子は明らかにされていない。そこでブタ卵胞閉鎖におけるマクロファージでのCD44 mRNA、CD44タンパク質、CD44糖鎖修飾を調べ、詳細を明らかにした。論文としてまとめて公表した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)