マウスLAO酵素の乳腺退行因子としての可能性に関する研究
Project/Area Number |
17658128
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
酒井 仙吉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80114487)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永岡 謙太郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助手 (60376564)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | LAO酵素 / 乳腺 / ノックアウト / 乳房炎 / アミノ酸 / mTOR |
Research Abstract |
本研究は、マウスミルク中に見られるL-amino acid oxidase(LAO)酵素の生理的・生化学的性状を明らかにすることで、乳腺退行因子としての可能性を探るものである。 ・前年度に引き続き、LAO遺伝子ノックアウトマウスの作出を行い、ヘテロ(-/+)型およびホモ(-/-)型マウスを得た。ホモ(-/-)型マウスにおいても正常に出生され繁殖能力も有していた。現在までのところ明らかな変異表現型は見つかっていないが、今後、ホモ(-/-)型の母マウスにおけるミルク合成能力や乳腺退行変化、また、その子供の成長パターンの変化などを解析していく予定である。 ・LAO酵素の抗菌作用を解明するために、上記作出したマウスを用いて乳房炎原因菌の感染実験を開始している。ホモ(+/+)と(-/-)型のマウス泌乳10日目に菌液を乳頭より注入し、その病理変化を解析する予定である。 ・ウシにおける本遺伝子の存在はこれまで確認されていなかったが、クローニングの結果、ウシ乳房内でも発現していることが確認された。しかし、その配列はゲノムから予測されたものよりも長さが短い可能性が示唆された。現在、完全長のクローニングを行っている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)