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犬猫におけるグレリンの病態生理学的役割の解明と臨床応用の可能性

Research Project

Project/Area Number 17658143
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical veterinary science
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

永延 清和  University of Miyazaki, 農学部, 准教授 (40264353)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村上 昇  宮崎大学, 農学部, 教授 (80150192)
阿野 仁志  宮崎大学, 農学部, 助教 (50372800)
内田 和幸  東京大学, 農学部, 准教授 (10223554)
Project Period (FY) 2005 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywordsグレリン / 犬 / 食欲 / 猫 / 肥満
Research Abstract

(1)全身麻酔下の犬における呼吸・循環系に対するグレリンの影響
グレリンに血圧降下作用があることがラットやヒトで報告されている。軽度の血圧降下であれば臨床上好ましい場合もあるが、過度の血圧降下は好ましくない。しかし、犬ではこの点は不明である。そこで、イソフルランで全身麻酔した犬(ビーグル、自発呼吸)において呼吸・循環系に対するグレリンの影響を調べた。方法:クロスオーバー実験とし、犬1頭に対してグレリン0,20,40μg/kgを別々に静脈内投与し、呼吸・循環系のパラメータの変化を観察した。結果:グレリン投与から2時間、血圧・心拍数・呼吸数・血圧ガス分析の各項目に関して、3群間で有意な差は認められなかった。考察:今回使用したグレリンの投与量は、犬で食欲増進作用があると報告されている量よりやや多めである。したがって、臨床使用を想定した場合でも、犬ではグレリン投与で呼吸・循環系に重大な悪影響があるとは思われなかった。
(2)グレリン投与後の血中濃度の変化
一般にグレリンの半減期は短い。しかし、グレリン投与後の薬物動態は犬では不明である。そこで、犬(ビーグル、無麻酔)に、グレリン10μg/kgを静脈内投与し、グレリンの血中濃度の変化を調べている。現在血漿サンプルを保管し測定の準備中である。
(3)臨床例に対する使用
食欲不振の犬(腫瘍の末期、腎不全の末期)に、飼主の同意を得た後グレリンを投与して、食欲増進作用があるかを観察した。しかし、明らかな食欲の亢進はみられなかった。今後は他の病態の動物に対して有効性を評価する必要性がある。

Report

(3 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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