ナノテクノロジーを利用した半導体担持型有機金属触媒の開発
Project/Area Number |
17659001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
有澤 光弘 Hokkaido University, 大学院・薬学研究院, 准教授 (40312962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 史郎 阿南工業高等専門学校, 研究教授 (50344453)
下田 正彦 北海道大学, 物質材料研究機構, 主席研究員 (60343836)
西田 篤司 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (80130029)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 環境調和 / パラジウム / ルテニウム / プリビレッジド構造化合物 / インドメタシン / 含窒素複素環 / アリル基 / プリビレッジ構造化合物 / ナノテクノロジー / 有機金属触媒 / 半導体 / 硫黄 |
Research Abstract |
【触媒の製造】、【表面評価】、【量産技術】の確立を3本柱に据え、以下の研究を展開した。 ・高活性半導体担持型Pd触媒の開発(有澤、塚本):基板担持型触媒の基板として金を利用したものが報告されているが、金-硫黄結合は弱く、繰返し利用を目的とした環境調和型触媒には組み込めない反応であることが文献的や我々の実験から確認されている。一方、我々はガリウムー硫黄結合が環境調和型触媒に組み込むに十分な強度を有している事を世界で初めて明らかにしている。そこで、担持固体である半導体の結晶構造や結合子について検討し、創薬研究でニーズの高い臭化ベンゼンや塩化ベンゼンを用いる溝路木-ヘック反応や鈴木-宮浦カップリングにおいても高活性なオリジナル触媒の創製に成功した。また、本触媒の反応寄稿についても化学実験により解明を試みた。 ・触媒表面の観察(下田):北海道大学で製造した各種新規触媒の表面をXPS(X線光電子分光法)や放射光(Spring-8)を用いて解析し、半導体上の結合子や活性有機金属触媒の有無、状態(金属触媒に置いては価数)を確認し、本触媒の活性種解明を試みた。 ・Pd-S-GaAs(001)触媒量産法の開発(有澤):我々が既に実験室レベルでの開発に成功している実用的半導体担持型Pd触媒Pd-S-GaAs(001)【北海道大学研究シーズ】の量産技術を確立し、本触媒を用いる創薬リードライブラリーの創製等への応用も展開した。 (610文字)
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Report
(3 results)
Research Products
(22 results)