職業運転手の睡眠呼吸障害スクリーニングによる交通事故防止システムの構築
Project/Area Number |
17659184
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
谷川 武 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (80227214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯 博康 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50223053)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / 睡眠呼吸障害 / スクリーニング検査 / 交通事故 / 危機管理 / 職業運転者 / パルスオキシメータ / フローセンサ / 職業運転手 |
Research Abstract |
睡眠呼吸障害(SDB)専門外来受診者を対象に、質問紙調査を実施した結果、受診者の約40%が仕事中の居眠りを、30%以上の人が運転中の居眠りを経験し、さらに運転中の居眠り経験者のうち、30%以上の人が実際に居眠りによる事故を経験していた。また、「重大事故あり」と「眠気なし」の両グループについて多変量解析を行った結果、「重大事故あり」グループの体格指数(BMI),昼間の眠気指数(ESS)が統計上有意に高く、睡眠1時間あたりの覚醒回数、SDB重症度も高い傾向がみられ、SDBと事故の因果関係が示唆された。 全日本トラック協会加盟事業所勤務の20〜69歳男性トラック運転者1,426人を対象にパルスオキシメトリ法を用いてSDBスクリーニング検査を実施し有病率を算出したところ、軽度SDB(15>3%ODI≧5)は26%、中等度SDB(30>3%ODI≧15)は5%、重症SDB(3%ODI≧30)は2%であった。簡易問診結果と組み合わせたところ、「ほぼ毎日いびきをかく」もしくは「BMI≧25kg/m2」の者を条件とした場合、80%以上の感度でSDBを検出することが可能であった。 20〜69歳男性トラック運転者(同上)5,247人を対象にフローセンサ法で得られたSDB重症度と主観的な眠気の度合いとの関係を調査したところ、日中に強い眠気を感じる人(ESS値16以上)では重度SDBを有する者(9%)の割合が高いものの、眠気を感じない人(ESS値5以下)の中にも中等度〜重度のSDBを有する者(8%)がいた。また同集団において肥満群(BMI値30以上)では睡眠呼吸障害指数(RDI値)20以上の中等度触重度のSDBを有する者(29%)の割合が高いものの、非肥満者(BMI値25未満)の中にも軽症以上のSDB (RDI値5以上)を有する者が47%、中等度以上のSDBを有する者が5%いた。特に非肥満者が多いわが国におけるSDBスクリーニング検査法としてフローセンサ法の有用性が確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)