Project/Area Number |
17659290
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
水谷 修紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60126175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長澤 正之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (90262196)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | BRAP2 / p21 / BRCA1 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
我々は乳がん抑制遺伝子BRCA1に結合する分子としてクローニングされたBRAP2分子が、細胞周期阻害分子p21の核移行シグナルに結合し、p21の核移行を阻害し細胞質に保持する分子であることを明らかにした。BRAP2分子の生物学的意義を明らかにするため、常法に従い遺伝子ターゲティングを試みた。マウスbrap2遺伝子ターゲティングベクターを作製し129/SvJ系のES細胞に導入した。相同組換えを起こしたES細胞を、妊娠3.5日齢のC57BL/6マウスのブラストシストに注入し、キメラマウスを作製した。C57BL/6マウスを交配し、キメラマウスのうちES細胞由来の生殖細胞を持つものよりbrap2+/-ヘテロ接合体マウスを得た。現在、ヘテロ接合体マウスの増産、遺伝的背景をそろえるための戻し交配とホモ接合体マウスが得られるかどうかのトライアルを実施中である。現時点では、ノックアウトマウスは得られていない。胎生致死の可能性もあるのではないかと考えている。 BRAP2分子の生化学的機能解析としてユビキチン化様式を検討した。BRAP2は自己ユビキチン化することが示されている。従来、ポリユビキチン化する分子はその後、プロテアソームによるタンパク分解を受けると考えられていたが、最近ではユビキチン化の修飾のされ方によってはタンパク分解以外に、エンドサイトーシスや転写調節、DNA修復などに働く場合が示されている。そこで、BRAP2のポリユビキチン化が主としてタンパク分解に関わるリジン48番の修飾によるものか検討した。リジン48番のポリユビキチン化も見られるものの、それ以外の部位のポリユビキチン化がドミナントであることを見出している。現在、その意義を解析している。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)