皮膚悪性腫瘍の診断確定に役立つ分子診断システムの開発
Project/Area Number |
17659336
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
高田 実 信州大学, 医学部, 助教授 (20154784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎田 俊明 信州大学, 医学部, 教授 (10010381)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 悪性黒色腫 / 色素細胞母斑 / Spitz母斑 / 染色体 / 癌遺伝子 / 遺伝子変異 / 病理診断 / メチル化 |
Research Abstract |
本年度の研究では、NRAS, BRAF, HRAS癌遺伝子の変異、癌関連遺伝子のDNAコピー数異常、癌遺伝子プロモーター領域CpG islandのメチル化の3指標によりメラノーマとSpitz母斑の鑑別が可能か否かを検討した。コピー数異常とメチル化の解析にはMS-MLPA Kit ME001を用いた。癌遺伝子変異はPCR-direct sequenceにより、NRAS codon61,HRAS codon61,BRAF codon600の3つのhot spotを調べた。診断困難例では2人の皮膚病理医がそれぞれブラインドで病理診断を行った。その結果、原発性黒色腫24例では1例を除く全例に上記の3指標のいずれかが検出されたが、定型的Spitz母斑12例ではいずれも認められず、遺伝子解析によりメラノーマと定型的Spitz母斑は明確に鑑別されることが示された。一方、診断困難例16例(多くはatypical Spitzoid tumor)では、1例で上記のすべての異常が、3例でCDKN2A遺伝子のコピー数減少が認められたが、残りの12例ではいずれの異常も検出されなかった。この成績から、atypical Spitzoid tumorの多くは良性の腫瘍であることが示唆されたが、これらの中にはメラノーマに見られる遺伝子異常が認められる症例も混在していることが明らかにされた。このような遺伝子解析は、病理学的診断がしばしば困難なメラノーマとSpitz母斑の鑑別に有用であることが示されたが、病理診断が困難な問題例についてはさらなる検討が必要と考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)