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脳の性分化を規定する遺伝子群の探索と機能解析

Research Project

Project/Area Number 17659354
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychiatric science
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

久下 英明  高知大学, 医学部, 助手 (70304673)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords神経突起 / N型糖鎖 / 脳の性分化 / PCl2細胞 / 糖蛋白質
Research Abstract

Masculinの蛋白機能を明らかにするために、PC12細胞にMasculinを強制発現し以下の成果を得た。
1.培養下で神経様細胞へ分化誘導できるPC12細胞にMasculinを強制発現し細胞レベルでの蛋白機能解明を行った。Masculinを強制発現すると、PC12細胞はNGFの非存在下においても著しい形態変化を起こし神経突起様の伸展を起こす事を観察した。さらに神経軸索のマーカーであるニューロフィラメントLが本蛋白質によって誘導され、軸索にそって発現することを見出した。以上の結果は、Masculinの神経細胞分化調節における機能を示唆している。またMasculinの細胞内分布を間接蛍光抗体法により観察すると、突起先端部に集中して局在し、かつドット状に分布することがわかった。これを生化学的に分画することにより本蛋白質が膜蛋白であることを明らかにした(2006年度 国際生化学分子生物学会発表)。
2.Masculin蛋白質の糖鎖解析
PC12細胞にMasculin蛋白質を発現しウエスターン解析すると、アミノ酸配列から予想される分子量より大きい位置に分子量の広がった蛋白質が検出された。またアミノ酸配列から糖鎖付加が予想された。そこでN型糖鎖を除く各種酵素を用いて解析することにより、PC12細胞に発現したMasculin蛋白質はコンプレックス型糖鎖を持つ糖蛋白質であることを明らかにした。さらに5箇所ある糖鎖付加候補部位に個別に点変異を導入することによりアミノ酸番号215、282、300の三箇所に糖鎖が付加していることを同定した(2006年度 国際生化学分子生物学会発表)。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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