微小外力による反復性神経圧迫に伴う神経障害発生に関する基礎的研究
Project/Area Number |
17659459
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
落合 直之 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30134563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西浦 康正 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (80208131)
三島 初 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (60361341)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 反復圧迫 / 微小外力 / 神経伝導 / 神経血流 / 回復 / 圧迫 / 兎 |
Research Abstract |
【目的】職業やスポーツに伴う反復的運動は末梢神経障害の危険因子の1つと考えられている。われわれは反復的運動に伴う神経障害の初期病態解明のため圧可変神経圧迫装置を開発し、一回の外力では神経障害を来たさない微小圧迫外力でも、反復的に負荷することで神経障害を来たすことを明らかにした。今年度は神経障害の経時的な回復について検討した。 【対象と方法】日本白色家兎12週齢雄(約3.0kg)を用いた。麻酔下に大腿中央部坐骨神経に自家考案神経圧迫装置を装着した。先行研究より圧迫外力を80mmHgとした。実験群は負荷時間を30分間とし、持続圧迫群(CC群)、反復圧迫群(10秒に1回1秒圧迫解除する反復圧迫、RC群)、圧迫装置の装着のみ行うコントロール群(C群)の三群とした。圧迫負荷後に閉創し、術後3日、1週、2週にそれぞれの個体で再度坐骨神経を展開し、評価した。 【評価項目】1.神経複合活動電位(CNAP):CNAPの振幅を計測し圧迫前の値との比を求めて評価した。2.神経血流(NBF):圧迫部直下にレーザー血流計を設置し、10分間計測した。圧迫前の値との比を求めて評価した。3.神経内血管透過性の評価:Evans Blue Albumin(EBA)を静脈内投与し、その後圧迫部神経を蛍光顕微鏡下に観察した。 【結果】1.CNAP振幅はRC群のみ低下がみられ、2週後に圧迫前とほぼ同等に回復していた。2.NBFはRC群のみ低下がみられ、2週後には圧迫前と同等に回復していた。C群、CC群に有意な変化はなかった。3.RC群の術後3日、1週においてEBA漏出所見を認めたが2週では明らかでなかった。 【考察】反復的微小圧迫外力は、神経血液関門の破綻を来たし神経血流と神経伝導を障害すると考えられ、今回のモデルでは、その回復は遷延がみられるものの2週間以内に回復するものと推測された。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)