遺伝子ノックダウン法による顆粒膜細胞機能・卵巣内分泌機能の新解析システム確立
Project/Area Number |
17659520
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
湯川 和典 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20301434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇都宮 智子 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60382355)
田中 哲二 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (80275255)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 顆粒膜細胞 / C / EBP / STAT3 / estrogen / progesterone |
Research Abstract |
平成19年度初頭に大学動物実験室のマウス肝炎ウイルス汚染が発見され、飼育マウスは全頭屠殺した。半年間の観察期間後の再飼育でもウイルス汚染が検出され、動物実験室閉鎖がまだ続いている。そこで、研究方向転換を余儀なくされ、今年度はin vitro解析を中心とした。 本研究は、穎粒膜細胞機能や卵巣内分泌機能の網羅的解析を可能とする新実験系構築を目標とした。C/EBP-beta欠損マウスやSTAT3欠損マウスから穎粒膜細胞を分離培養解析してきたが、動物実験中断にて、凍結保存穎粒膜細胞を用いた解析に方向転換し、若干の成果を得た。最終的に追加マウス新鮮細胞を用いた確認実験と発展研究が不可欠のため、マウス飼育解禁後追加実験を予定している。遺伝子欠損細胞は細胞分化が中断されるため、同時にsiRNA遺伝子ノックダウン法で顆粒膜細胞に時限的遺伝子発現抑制を導入し、複雑な分化過程解析も試みた。マウス細胞供給が断たれ、顆粒膜細胞のsiRNA導入実験は中断している。全く新しいアプローチのため、現在も試行錯誤で研究を推進しており、まだごく一部のデータしか公開できない。追加実験結果を得てからの発表を予定している。 (1)マウス顆粒膜細胞の培養増殖分化誘導システムの確立:顆粒膜細胞in vitro増殖実験系とin vitro黄体化実験の実験系確立を目指した。さらに細胞間相互作用、形態再構築機能、細胞の分化過程を解析するべく、green mice由来顆粒膜細胞とのキメラ細胞塊で細胞社会学的研究も行った。各マウス細胞至適培養条件は予想がついたが、マウス細胞補給が断たれ、研究は中断している。動物飼育解禁後の追加実験を予定している。 (2)遺伝子破壊雌マウス由来の顆粒膜細胞を用いたシステムの樹立:(1)の培養実験系で、まず野生型および遺伝子欠損マウスの顆粒膜細胞in vitro黄体化実験を行い、排卵障害機序と回復法を検討してきた。これも、動物飼育解禁後の追加実験を予定している。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)