Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
中高年者の体力・身体活動能力に応じた健康維持増進を図る運動プログラム提供システムを開発し,生活習慣病の一次・二次予防に寄与することである。この目的に資するため,Y県内のK村の生活習慣病健診において,体力測定と身体活動問診表を用いた調査を行い,体力と身体活動能力別の運動プログラムを中心とした教育媒体(視聴覚メディア活用型のホームページ)を作成し,その効果を判定することである。 本年度は全研究期間2年の最終年度にあたり,以下のことを順次行った。 1.前年度に試作した教育媒体(視聴覚メディア活用型のホームページ)を関連専門職である医師,保健師,看護師,栄養士にデモンストレーションを行い,内容および運用に関する評価と有用性についての検討をした。その結果,利用者が自由にデータを入力し体力および身体活動を判定する「アセスメント画面」の項日数が多いことが問題点としてあがった。 2.上記1の検討過程において,試作した教育媒体(視聴覚メディア活用型のホームページ)の一部(判定のフローシートおよび「アドバイスシート画面」に不具合があることが判明したため,その修正作業を行った。 3.教育媒体(視聴覚メディア活用型のホームページ)の有用性を客観的に評価するため,対象者に実際に体験してもらい効果を判定する予定である。それに用いる効果判定用質問用紙作成のための聞き取り調査を40歳以上の中高年住民と保健師を対象に実施した。 今後は効果判定の指標に身体計測値・体力測定・身体活動量・食(栄養)評価・主観的健康状態,血液検査値等を加えて実施し,IT活用による運動プログラムを地域密着型で実施できる方法を検討する。
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