Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門司 和彦 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (80166321)
大石 和代 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (00194069)
中尾 優子 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 講師 (40325725)
山崎 真紀子 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (30363477)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
1.方法 2005年12月中央アフリカ共和国の首都バンギ在住の15歳から18歳の男女キリスト教徒(A)1199名,イスラム教徒(B)300名を無作為抽出で聞き取り調査実施.各年齢,男女比はほぼ同数とした. 質問は22項目 2.結果 1.エイズに関して(1)知っているA(97.1%),B(91.3%),(2)感染経路で性・血液感染70%以上が知っているが,母子感染はA(40.6%),B(34.3%),予防法でコンドームはA(84.1%),B(55.1%)禁欲はA(35.6%),B(62.2%)HIVエイズの情報はABともにラジオと啓発教育が70%以上である. 2.性行為について(1)開始年齢はABともに15歳が最も高くA(30.5%),B(31.3%)15歳までの経験者A(67.3%),B(70.1%)(2)パートナーの数はABとも2-3名のパートナーがいる人が40%を越えている.(3)コンドームの使用必ず使うA(41.1%),B(36.0%),使わないA(26.4%),B(36.0%)(4)性病に罹患したA(10.8%),B(4.7%),(5)中絶をしたA(19.6%),B(5.7%) 3.HIV抗体検査(VCT)について(1)受けたA(38.2%),B(22.2%) 3.考察 性行為開始年齢が9-10歳の例もあり,15歳までに約70%が経験者で教育は小学校低学年から開始すべきである.また,複数パートナー,コンドーム未使用,性病罹患などリスク行動者へはVCTを勧める教育が重要.妊娠中絶をなくすために受胎調節や命の教育が必須である. 啓発教育の見直案 聞き取り調査結果を受けて見直案(1)HIVエイズの基礎教育強化,妊婦のHIV検査の必要性(2)小学校で教育の実施(3)VCTに関する教育(4)妊娠中絶をなくすための性教育 啓発教育の実施 2006年9月から教育見直案に沿って10-15歳を対象にイスラムのコーラン学校,キリスト教会や地域で実施
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