土壌・地下水汚染の調査機能を有する多機能型コーン貫入試験機の開発
Project/Area Number |
17686042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geotechnical engineering
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小林 泰三 Kyushu University, 大学院・工学研究院, 助教 (10380578)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥26,780,000 (Direct Cost: ¥20,600,000、Indirect Cost: ¥6,180,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2006: ¥19,370,000 (Direct Cost: ¥14,900,000、Indirect Cost: ¥4,470,000)
Fiscal Year 2005: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
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Keywords | 地盤調査 / サウンディング / コーン貫入試験 / 原位置試験 / 土壌・地下水汚染 / 強度定数 / 透水係数 / 地盤工学 |
Research Abstract |
本研究は、地盤の力学的評価と環境評価を同時にかつ簡便に行える多機能型コーン貫入試験機の開発を目指すものである。本年度は、現場用多機能型コーン貫入試験プローブの試作とシステムインテグレーションを重点的に行い、研究のとりまとめを行った。具体的には以下の通りである。 1)現場用多機能型コーン貫入試験プローブの開発と現場実証実験 当該年度までに試作を重ねてきたプローブを改修し、現場での貫入および揚水を可能とする試験機を作製し、海岸等地下水の浅い現場での実証実験を行った。本プローブには、上下方向にポンプ圧でスライドさせることのできる外筒スリーブが設置されており、取水口長さの任意調整と貫入時におけるスクリーンへの土粒子のつまりを防ぐことができる。この取水口長さが可変となるプローブを用いることで、1)多層地盤における任意層の透水係数のピンポイント評価や2)透水係数の異方性評価が行える可能性のあることが分かり、その機能性の拡張を図ることができた。 2)システムインテグレーション 上述のプローブは、地下水サンプラーとしての機能を有しており、透水係数評価と併せてその地盤の地下水を取得することができる。本研究では、迅速性にすぐれたイムノアッセイ技術(既製の計測キット)を導入し、土壌・地下水の汚染物質とそれが存在する地盤の透水性を同時に評価できる原位置試験システムを構築するとともに、その実用性を確認することができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)