大空間を持つ純木質ラーメン構造のための軽量化接合法とその架構の開発
Project/Area Number |
17686048
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森 拓郎 Kyoto University, 生存圏研究所, 助教 (00335225)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥17,940,000 (Direct Cost: ¥13,800,000、Indirect Cost: ¥4,140,000)
Fiscal Year 2007: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2006: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2005: ¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
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Keywords | ラージフィンガージョイント / ラグスクリューボルト / 軽量接合部 / 木質ラーメン構造 / 接合部実験 / OSB / 合板 / イギリス:ドイツ:カナダ |
Research Abstract |
本研究は、軽量型の二方向ラーメン構法用の接合部の開発を主課題としており、接合方法として、ラージフィンガージョイント(LFJ)とラグスクリューボルト(LSB)接合の改良を行ってきている。 本年度は、昨年度おこなったLFJの中間部材としてどの材がよいかを検討するためにL字型試験を行い、その結果を基に、中間部材を合板としたLFJを一構面とし、もう一構面を先に完成していたLSBを用いたものとして、二方向ラーメン架構の施工及びその耐力試験を行った。この実験に先駆けて、LSBと合板及びOSBの中間部材との引き抜き性能実験をおこない、その性能を確認している。また、LSBを用いた柱脚部は比較的変形性能に欠けているため、新たに変形可能なタイプの金物を考案し、その性能評価もおこなった。その結果、従来型に比べて、変形性能が2倍以上になり、また許容耐力においても上昇する結果となった。これら部分実験の結果を得て、二方向の単位フレーム実験をLFJが強軸の方向と、弱軸の方向について1体ずつ試験を行った。その結果、部分実験から求めた耐力をフレーム実験でも発揮することができた。しかし、LFJが強軸になる側はLFJの肩部からの破壊が先行したために、柱脚の変形性能をうまく生かすことができなかった。 今後これらの成果をまとめて、よりよい二方向ラーメンの開発をおこなっていきたい。加えて、こられの実験より、積載荷重等の影響について検討する必要があることがわかってきたため、今後は積載荷重などを考慮した研究を進め、設計に活かせるようにしたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)