流体・伝熱・構造連成解析による都市建物火災拡大・有害物質輸送メカニズムの解明
Project/Area Number |
17686049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
黄 弘 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30376636)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥13,390,000 (Direct Cost: ¥10,300,000、Indirect Cost: ¥3,090,000)
Fiscal Year 2006: ¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2005: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
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Keywords | 都市火災 / 流体伝熱構造練成 / CFD / 有害物質輸送 / 火災気流 / 粒子法 / 風洞実験 / 流体・伝熱・構造連成解析 / CFD解析 / 都市火災予測手法 |
Research Abstract |
本研究は、流体・伝熱・構造連成解析を用いて、燃焼反応、熱放射、熱対流、火の粉、接炎、風の変化、建物崩壊を融合させた室内外連成させた都市火災拡大と有害物質輸送予測手法を開発し、その物理的メカニズムを解明することを目的としている。 1)実スケール火災風洞実験の実施 火災風洞において、木造家屋を用い、実火災実験を実施した。初期の火源からの区画内での成長、壁面への伝播、噴出火炎の発生といった一連の火災延焼拡大プロセスを把握した。 2)火の粉の挙動を模擬した物理モデルの開発 火の粉による延焼過程は、火の粉の発生、飛散、着床着火に分けられる。ここで、ラングランジュ方程式を用いて、火の粉の飛散モデルを構築した。 3)流体伝熱構造練成された統合的な都市火災拡大有害物質輸送予測と検証 昨年度及び今年度の2)で作成したモデルを連成させ、流体伝熱構造連成させた統合的な都市火災拡大有害物質輸送予測を構築した。風洞実験を対象として、その予測精度を検証した。 4)救助計画、避難・防災計画のための基礎データの整備 上記3)の結果を基に、都市火災時の気流性状、温度性状、建物崩壊状況、汚染質濃度の拡散性状をデータベース化し、都市防災計画及び都市火災時における救助計画などの基礎資料を作成した。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)