Budget Amount *help |
¥25,480,000 (Direct Cost: ¥19,600,000、Indirect Cost: ¥5,880,000)
Fiscal Year 2007: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥12,480,000 (Direct Cost: ¥9,600,000、Indirect Cost: ¥2,880,000)
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Research Abstract |
東京湾の硝化細菌に関する研究 東京湾における水質調査をこれまで,東京都環境局や東京都環境科学研究所などと連携をとりながら行ってきた。この中で特に,硝化に重要な役目を果たすアンモニア酸化細菌に着目して,これらの細菌の多様性を解析したり,群集構造を把握したり,定量法を確立するための研究を行ってきた。 ・運河堆積物がもつ環境浄化能力について 東京湾につながっている運河の堆積物が持つ脱窒作用についてリアクターを作成して研究を行ってきた。その結果,運河の堆積物が強い脱窒作用をもつことを確認した。 ・硝化細菌の単離 硝化細菌の分離菌株を得るために培養試料からの菌株の純化を試みてきた。これまでに一株の純粋分離に成功したが,それ以外のほとんどの菌株に関しては純化に至っていない。 ・マイクロアレイを用いた環境微生物研究 また,さまざまなDNAマイクロアレイを作成し,作成したアレイをさまざまな環境試料に適用した。そのなかで,微生物群集構造を明らかにするマイクロアレイ,難分解性物質の分解に寄与する機能遺伝子を標的としたマイクロアレイを作成してきた。またアンモニア酸化細菌の全ゲノムをもとに作成したアレイを用いた化学物質暴露に対する発現解析なども行ってきた。 ・アンモニア酸化古細菌の動態に関する研究 近年,古細菌の系統にアンモニア酸化細菌が含まれていることが見つかった。その微生物に関する知見を得るために,その菌が多く存在すると考えられる水族館濾過槽に着目して研究を行った。この中で,この古細菌に含まれるアンモニア酸化菌の多様性は普通のアンモニア酸化細菌のそれを上回ることが明らかになった。
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