ギラン・バレー症候群由来のモノクローナル抗ガングリオシド抗体の作成と遺伝子解析
Project/Area Number |
17689028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
小鷹 昌明 獨協医大, 医学部, 講師 (50322409)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥11,960,000 (Direct Cost: ¥9,200,000、Indirect Cost: ¥2,760,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2006: ¥8,190,000 (Direct Cost: ¥6,300,000、Indirect Cost: ¥1,890,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | ギラン・バレー症候群 / 抗ガングリオシド抗体 / モノクローナル抗体 |
Research Abstract |
Campylobacter jejuiリポオリゴ糖はヒト末梢神経GM1ガングリオシドと分子相同性を有し、IgG抗GM1抗体価が急性期のギラン・バレー症候群(GBS)患者血中に上昇する。軸索型GBSでは、抗GM1抗体だけでなく、IgG抗GM1b、抗GD1a、抗Ga1NAc-GD1a抗体が単独もしくは組み合わせで検出される。自己抗体は、高い親和性を獲得して病原性を発揮する。その分子基盤は、免疫グロブリン遺伝子の変異頻度が高いことにある。GBSとその亜型患者由来のモノクローナル抗ガングリオシド抗体を得て、その親和性を測定し、免疫グロブリン遺伝子の塩基配列を決定する。得られたモノクローナル抗体を用いて、標的分子(GM1、GM1b、GD1a、Ga1NAc-GD1a、GQ1b、GT1a)のヒト神経系における発現部位、細胞内局在をマッピングする。現在モノクローナル抗ガングリオシド抗体を精力的に作成している。 ガングリオシドとアフィニティーが強く、pathogenicな抗ガングリオシドIgG抗体を産生するB細胞クローンを単離する。インフォームドコンセントの得られた、ギラン・バレー症候群患者の末梢血B細胞からRNAを単離し、cDNAを合成する。そのcDNAをpFABsG3-sacBベクター(scFv :イムノグロブリン可変部鎖域)に組み込み、PCRにてイムノグロブリンheavy chainおよびlight chain遺伝子を増幅する。次いで、シャペロンベクターpCDFDuet-1-Smに移し、大腸菌TOP10F'にトランスフォーメーションする。インサートを有する大腸菌をアンピシリン寒天培地上で選択しする。それをさらに大腸菌XL-1 Blueにトランスフォーメーションし、ファージコートタンパクとscFvの融合タンパクを表面に発現したファージを産生させる。ガングリオシドGM1、GDla、GQlbを因相化したファルコンボトルにファージ(大腸菌の培養上清)入れ、八二ングにてガングリオシドと親和性のあるファージをスクリーニングする。現在、DNAの合成中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Overexpression of GD1a ganglioside sensitizes motor nerve terminals to anti-GD1a antibody-mediated injury in a model of acute motor axonal neuropathy.2005
Author(s)
Goodfellow JA, Bowes T, Sheikh K, Odaka M, Halstead SK, Humphreys PD, Wagner ER, Yuki N, Furukawa K, Furukawa K, Plomp JJ, Willison HJ.
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Journal Title
J Neurosci 25
Pages: 1620-1628
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