Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Research Abstract |
(1)スケジューリング方式の提案とプロトタイプの実装と評価: 前年度の調査・評価結果をもとに,Webサーバ用プロセスの特徴を考慮したスケジューリング方式を検討し,プロトタイプを実装する.スケジューリング方式は,申請者らが提案した適応型スケジューリング方式を応用した.適応型スケジューリング方式では,計算機とプロセスを処理能力や計算量に応じて分類し,計算機の利用状況と分類情報によりスケジューリングをおこなう.前年度に構築したテスト評価用のGrid環境とテストプロセスジェネレータを用いて,スケジューリング方式の得失について評価した. (2)商用Webサーバ計算機のGrid環境への参加検討: カゴヤジャパン(株)の実稼動しているWebサーバ計算機をOBIGridの参加とWebサーバ計算機用スケジューリング方式を実環境へ適当を考察した.ここで利用するWebサーバ計算機は,商用ではあるが無料サービスとして試験的に運用されている計算機であり,Grid環境での利用に関してカゴヤジャパン(株)より内諾を得た.このGrid環境で,ゲノムアプリケーションを動作させ,実環境でのWebサーバ用プロセスとGrid環境用プロセスの動作の検証と本研究成果の有効性について検討した.Webサーバ用プロセスへの影響が十分に小さければ,さらに試験サービスとして一般ユーザへも公開予定である.
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