回転摩擦を用いた小型軽量ITS支援インタフェースデバイスの開発
Project/Area Number |
17700103
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
|
Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
坂口 正道 名古屋工業大学, 工学研究科, 助教授 (60283727)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
|
Keywords | 知能ロボティクス / バーチャルリアリティ / 高度道路交通システム(ITS) / ユーザインターフェース / 触覚提示デバイス / 歩行支援システム |
Research Abstract |
本研究は,指先などの人体の一部に物体を接触させ,その物体の運動を制御し,皮膚と物体との間で生じるすべり摩擦感覚を利用することで,小型軽量ITS支援インタフェースデバイスを開発している.カーナビゲーションシステムや携帯電話による歩行者支援システムでは,主たる情報伝達手段として画像や音声が利用されている.しかしながら,画像や音声は人間に伝達できる情報密度が高く複雑であるため,運転や歩行と同時に理解しようとすると,注意力が低下する恐れがある.これに対し,触覚・力覚情報は,伝達可能な情報密度は低いが,直感的に理解し安いため,力触覚を用いた支援であれば,歩行中や運転中に安全に情報を伝達することができる可能性がある.本年度の研究成果を以下にまとめる. (1)小型DCモータを用いたインタフェースデバイスを開発し,GPS,地磁気センサ,ノートパソコンを組み合わせ,ウェアラブルシステムを構築した. (2)歩行者の方位角と目標角度の偏差に基づく回転子の速度制御を行い,方向誘導制御が可能なことを示した. (3)開発したシステムを用いて,屋外での歩行誘導実験を行った.一定速度で歩行しながら途中で目標角度をステップ状に変化させ,本システムを用いて歩行者の誘導が可能であることを確認した.
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)