Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Research Abstract |
本研究の目的は,物質表面の微細形状や質感をモデル化し、表現するための手法の研究である. (a)立体形状を持つ物体をサンプリングし,CGとして再現するためには,物体の形状と見え(appearance)を,同時にサンプリングする必要がある.このための手法として,従来からラインレーザによる光切断法を用いてきたが,そのために必要なラインレーザの校正手法は,非常に複雑なものであった.本研究では,プロジェクタ,あるいはラインレーザを用いて物体の計測を行うために,光源の位置や方向などについて校正を行うことなく形状データを計測することができる手法を開発した.この手法については,3次元データ解析および可視化についての国際会議であるIEEE International Symposium on 3D Data Processing, Visualization and Transmission(3DPVT)と,国内最大のコンピュータビジョンの会議である、画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)で発表された. (b)物体の見えのサンプリングを行い,CGとして描画可能なデータを得るための工程を行うためには,物体のサンプリング,サンプリングされた画像からのテクスチャの切り出し(レクティフィケーション),球面調和関数によるテクスチャデータの近似,テクスチャの統合など,複雑な処理を必要とする,これらの処理を行うために,従来はユーザが逐一パラメータと処理を指定していたが,その処理の煩雑さゆえにユーザに対する負荷が大きく,専門的能力を必要とした.そこで,これらの処理を,インタラクティブに行うことの出来るユーザインターフェースを開発した.
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