グローバルなグリッド環境に適応する共進化型進化計算手法の構築
Project/Area Number |
17700233
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sensitivity informatics/Soft computing
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
松村 嘉之 信州大学, 繊維学部, 講師 (50362108)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 進化型計算 / グリッド計算 / 動的タスクスケジューリング |
Research Abstract |
平成18年度予算において計算リソースを購入することによって,計算環境として充実させ,さらに,英国Birmingham大学が所有する計算機リソースの中から余剰な計算機を使用させていただいて,グローバルなグリッド計算環境を構築した.このグローバルなグリッド計算環境は「分散性」という特徴を持つため,本質的に「非同期性」を内包している.そのため,グリッド計算環境の通信速度・計算量などを考慮して,適応的にモデルを構造化する新しい進化モデルを構築した.特に,グローバルなグリッド向けの新しいSelection Schemeを開発し,動的スケジューリングとの連携を図った.その際,平成17年度に開発したグリッド上で効率よく分散計算するグリッドサービスの開発を容易に行うための一般的なソフトウェアフレームワークと,その設計に基づいた応用プログラムの開発を支援する開発ツールキットを用い,さらに,平成17年度に開発した各タスクが粗粒度であれば,各計算リソースの余剰計算力が動的にどのように変化しようとも,その性能予測無しに計算をほぼ最適に進める特徴を持つグリッドの基盤ソフトウェアを拡張した.そして,新たに通信オーバーヘッドを考慮したタスクスケジューリングを用いることによって,デスクトップ型グリッド計算用タスクスケジューリングアルゴリズムを開発し,いくつかの基礎実験を行った.基礎実験結果より,見かけ上の通信時間を隠蔽することが可能となり,さらに,同期待ち時間を減らすことで,総実行時間の短縮が可能となった.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)