Reelin-Dab1シグナルの樹状突起形成と大脳皮質層形成に於ける役割の解明
Project/Area Number |
17700339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nerve anatomy/Neuropathology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
本田 岳夫 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30365225)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | Reelin / Dabl / reeler / yotari / 樹状突起形成 / 核細胞質間シャトリング / NLS / NES / Rcelin / Dab1 |
Research Abstract |
これまで、辺縁帯の細胞から分泌されたReelinが、移動ニューロンの細胞内のDab1をリン酸化することにより、ニューロンの移動や配置に大変重要な役割を果たしている事が明らかにされてきた。しかし、Reelin-Dab1シグナルがどの様にニューロンの配置を制御し、大脳皮質層形成に関与しているかは、未だ解答が得られていない。我々は、Dab1が樹状突起形成に関与する観察結果を得た為、本研究課題では、樹状突起形成に於けるDab1の役割を解明する目的で研究を行った。我々は、Dab1が、核移行シグナル(NLS)と核外移行シグナル(NES)を持ち、核と細胞質問を両方向性に移動する核細胞質問シャトリングタンパク質であることを明らかにした。Dab1は通常、細胞質に存在しているが、核外輸送を担うCRM1を不活化するLeptomycine B処理により、Dab1は核に蓄積するようになった。Dab1のC末端欠失及び、点変異により、NLSと2つのNESを同定した。また、CRM1がRanGTP依存性にDab1と結合することを明らかにした。これらの事実より、Dab1が核移行することにより、樹状突起を形成させるスイッチとして働いている可能性が考えられた。そこで、Dab1の核細胞質問シャトリングの樹状突起形成への関わりを検証する為、NLSに変異を導入したDab1を、移動中のニューロンに導入して検証した。しかし、ニューロンにDab1を発現させただけで、ニューロンの移動が障害されてしまい、樹状突起形成の解析には至らなかった。これまで、Dab1は細胞質アダプタータンパク質であると考えられてきたが、核移行が明らかになったことにより、Dab1が遺伝子発現を制御する可能性が示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)