Project/Area Number |
17700403
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
|
Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
小林 純 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (20385404)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
|
Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | マイクロ流体 / ラピッドプロトタイピング / マスクレス / 液晶プロジェクタ / 光重合 / 光造形 / ポリジメチンシロキサン / フォトリソグラフィー / 光造影 / ポリジメチルシロキサン |
Research Abstract |
昨年度までに、改造液晶プロジェクタを利用したマイクロパターンおよびポリ(ジメチルシロキサン)(PDMS)製マイクロ流路を作製するための条件の最適化、その応用を行った。今年度は、より実用的なマイクロ流路の作製を可能とするために、XY軸ステージを利用してサンプル台平面位置を制御し、大面積にわたるマイクロパターンの露光、およびそのパターンをモールドとしたマイクロ流路の作製を検討した。g線ネガ型フォトレジストをスピンコート、プレベイクしたカバーガラスをサンプル台の上に載せ、液晶プロジェクタからのパターン可視光を2分間照射した後、XY軸ステージでサンプル台を移動させ、繰り返し露光を行った。このカバーガラスをポストベイク、現像し、マイクロ流路のマスターを作製した。PC画面上でマスクイメージを12分割して、XY軸ステージで精密にサンプル台を動かしながら12回露光することで、より大きな面積のマイクロパターンを得た。マスクイメージを分割露光した境界線を顕微鏡により観察し、分断あるいは極端なズレがないことを確認した。このマスターの上に流し込んだPDMSプレポリマーを熱硬化・剥離し、カバーガラス上に載せ、PDMS製マイクロ流路を得た。流路内部に液体を満たし、漏れのないマイクロ流路を作製することを確認した。この手法を用いることで、マイクロ流路が集積された、より実用的なチップの設計・作製への応用が期待される。
|