Project/Area Number |
17700414
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
奥田 順子 National Institute for Materials Science, 生体材料センター, 研究員 (90399395)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | センサー細胞 / 機構的刺激 / 生体材料 / 細胞工学 / 機械的刺激 |
Research Abstract |
伸展刺激、あるいはシェアストレスといった機械的刺激に対する細胞の応答を材料の評価に応用することを目的として、機械的刺激応答チャネルのクローニング、及び、機械的刺激に対する細胞応答の基礎的検討を行なった。機械的刺激応答チャネルのクローニングに関しては、すでに配列が明らかとなっている、チャネル数種に関して行なった。 機械的刺激に対する細胞応答の基礎的検討に関しては、評価に用いる細胞の機械的刺激に対する応答の有無を確認し、試験に適した細胞を選択することを目的として、各細胞内における機械的刺激によるシグナル伝達を検討することとした。機械的刺激に応答するとされるプロモーターである、eNOS、BNPをクローニングした。これらのプロモーター下にリポーターとして蛍光タンパク質を配したプラスミドを作製した。このプラスミドを細胞にトランスフェクションすることにより、機械的刺激を与えた場合に細胞内におけるシグナル伝達の有無を蛍光によって確認することができる。 機械的刺激として、伸展刺激、およびシェアストレスを、それぞれ細胞伸展装置、及び平行平板型ユニットによって与えることとした。また、試験の簡便性を考慮し、評価には接着性の株化細胞であるHela S3、HepG2、及びNIH-3T3細胞を用いた。評価方法の簡便化を鑑み、マイクロ流路を用いたシェアストレスの負荷に関する検討を行なった。また、細胞内ストレス応答のコントロールとして、クローニングしたそれぞれのプロモータ、およびストレスタンパク質である熱ショックタンパク質のプロモータで誘導されるmRNAの発現量をリアルタイムPCRによって検討した。 また、チャネル発現細胞を材料評価への評価に応用していくことを目的に、チャネル発現細胞を用いたナノ材料の評価として、フラーレンチューブ曝露時の細胞の応答を検討した。
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