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複雑系科学の視点を用いたボールゲームの戦術研究-ブレイヤー間の関係性に着目して-

Research Project

Project/Area Number 17700511
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Sports science
Research InstitutionMukogawa Women's University

Principal Investigator

坂井 和明  武庫川女子大学, 文学部, 講師 (90247099)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywordsボールゲーム / 戦術論 / 複雑系 / スポーツ科学
Research Abstract

本研究の目的は,複雑系科学の概念をボールゲームの戦術を解釈するための基礎理論に導入し,構成要素であるプレイヤーがチームを形成し,システムとして機能する戦術行為の本質的な特性を適切に記述できる戦術研究の一領域を新たに創設することであった.
平成17年度に行った理論構築を基にして,平成18年度はより指導現場に有効な知見を得るために戦術および戦術行動のタイプに焦点を当て,以下の4点について検討した.
1.戦術的準備の段階
2.戦術の階層構造と自己の二重構造
3.戦術のタイプに応じた設計方法
4.戦術のタイプとプレーヤーに求められる自律性
その結果,
1.戦術的準備においては,理論としての戦術を設計することによって理論的基礎を設計する段階と,能力としての戦術達成力を養成することによって実践的課題を解決する段階が必要である.
2.戦術達成力の養成を養成においては,プレーヤーが自己中心的に行為を行う能力と,プレー状況全体の中で場所中心的に行為を行う能力の育成が必要である.
3.戦術には,フォンノイマン型の直列プログラムによって二者択一性と連続性を効果的に設計する場合と,グループ戦術を拘束条件にしてプレー・状況に応じて二者択一性と連続性を自律的に設計する場合がある.
4.プレーの拘束条件をコーチが外的に設計する戦術において必要とされる自律性は「予め準備された選択肢の中から選ぶ」状況判断的能力であり,プレーの拘束条件をプレーヤーが内的に設計する戦術において必要とされる自律性は「拘束条件となるグループ戦術そのものを決定する状況創造的能力であり,以下の3つの創出能力である
(1)プレー状況の中に戦術的に有意味な関係を創出する
(2)プレー状況の展開を創出する
(3)プレー状況に最適な戦術行動を創出する
今後は,本研究によって得られた知見を個人戦術の指導およびチーム戦術の指導に応用していく

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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