Project/Area Number |
17700515
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | Kyushu University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
立木 宏樹 九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (90309930)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 特異性 / 精神性 / 競技性 / 集団性 / 若年層 / 教育的手段 / スポーツ観 / 道の思想 / 集団 / 教育的価値 / グローバリゼーション / 制度的、物質的文化 / 精神的文化 |
Research Abstract |
わが国におけるスポーツ文化の特異性として上げられた「精神性」や「集団性」について、フィールドワークを実施し、その特異性の変化について考察を行った。その結果、スポーツの技術や戦術という面では、より高度なスポーツ科学的発想(合理性や機能性の追求)を取り入れ、その「精神性」や「集団性」の強調という点では、むしろ否定される一面がみられた。しかしながら、こうした一方で、依然として、スポーツの教育的側面が強調され、その手段として「精神性」や「集団性」が求められていることも明らかであった。特に、「精神性」においては、高度な競技レベルを追及する個人及び集団においてより強調される傾向がみられた。また、「集団性」においては、若年層(小、中、高校生を対象としたスポーツ集団)において強調される傾向がみられた。「精神性」については、日本人が有する精神性の強調は、精神は肉体をも支配し、時には超越することを認めている。こうした精神と肉体の関係が、ある意味極限を追求する競技において価値づけられていることが示唆される。また、「集団性」については、スポーツが教育的手段のひとつとして、その機能を強調されてきたわが国独自のスポーツ文化が現代においても認められているということを示唆するものである。 わが国におけるスポーツ文化の特異性に関して、特に近代における教育と強く結びつき、近代以前の伝統的な日本文化や日本の風土が有する「精神性」及び「集団性」を強調してきた。このようにわが国のスポー文化は、スポーツ観やスポーツ価値において、「精神性」や「集団性が強調され、そこにわが国スポーツ文化の特異性が認められてきた。そして、現代におけるさまざまなスポーツ環境の変化に対しても、「精神性」や「集団性」といったわが国スポーツ文化の特異性は、スポーツの競技性及び教育的手段において強調されていることが明らかになった。
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