Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Research Abstract |
本研究の目的は,小学生がインタラクティブ・メディアを利用した知識創造を行う際の,1)個人内での知識変容,2)個人間での知識伝播,3)協同による知識創造について,総合的に理解し,知識創造過程をモデリングすることにある.これらの目的を実現するために,短期間かつ単発のトライアルではなく,より長期にわたり,同一の子どもたちを対象とした実証実験を行い,データ収集を必要がある.そこで,平成17年度に,実証実験システムの開発と約3ヶ月にわたる知識創造実証実験を実施した.平成18年度は,それらの結果の整理と知識創造過程のモデリングを行った. 実証実験システムとして,CMS (Contents Management System)の1つであるXoopsをプラットフォームに利用し,インタラクティブ・メディア,掲示板,プログ,ニュースなどのサービスを統合し,インターネット環境から利用できるXooPOCを開発した.実証実験は(財)大阪市青少年活動協会の協力を得て,小学生5略年生を対象とする主催事業「ジュニアデジタルクラブ」内で実施された.参加者児童け周に2庶焦主り,グループでさ生ざさか酌耕活動夕行い,その際の自分たちの体齢や威相.取材によって得た知識を個人ごとに取材メモとしてまとめた.また,それらをグループで共有し,番組という形に編集して発表し,相亙に批評しあった.本実証実験を通じて,インタラクティブ・メディアを利用した知識創造の場において,どのようなコミュニケーションが行われ,結果として,それらがいかに知識創造に結びつくかに関して,子どもたちの毎回の作業の様子(作業風景とPC画面)を録画したビデオデータ,メディア利用状況を示すサーバログ,作成される取材メモと番組アンケートなどのデータを収集した.これらの結果を分析した結果について,成果発表を行った.
|