ITを援用した地形実体像のコミュニケーション促進手法に関する研究
Project/Area Number |
17700648
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Geography
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Research Institution | Numazu National College of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 崇徳 沼津工業高等専門学校, 教養科, 講師 (20294499)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 地形 / 実体視(立体視) / 空中写真 / アナグリフ / 地理教育 / 地理情報 |
Research Abstract |
前年度に引き続いて,地形実体視のコンテンツの作成・公開,地形実体像を組み込んだ地理教育教材の開発と授業実践を交えた検証をおこなったほか,研究成果を学会等で発表し,意見交換をおこなって,実体視を取り入れることの有効性や課題について議論することができた。 1.地形実体視のコンテンツの作成・公開 地形学に関する書籍,中学校・高校の地理や地学の教科書などを参考にしながら,国内外の典型的な地形について空中写真や数値標高データからアナグリフ画像を作成した。作成した実体視画像は,前年度作成のものと合わせて全部で23地域26枚となった。これらの画像は地理学習用の教材としてインターネットを通じて一般に公開した。 2.地形実体像を組み込んだ教材開発と授業実践を交えた検証 前年度の授業実践の成果を分析し,効果的な授業での取り入れ方について検討した。本年度は高等専門学校での正規の授業に加えて,中学生向けの公開講座でもアナグリフによる地形実体視を導入したほか,協力関係にある大学教員からの大学および中学校での実践内容の情報を詳細に受け,生徒の発達段階や教育内容の違いによる実体視の導入方法の違いについて検討・整理した。 3.研究成果の発表と意見交換 本研究の成果を,雑誌「地理」および「地図」において報告し,また,日本地理学会および日本国際地図学会において発表したほか,静岡県内の高校教員によるGIS勉強会で話題提供するなどした。それに加えて,前述のように成果品(画像コンテンツ)をインターネットを通じて積極的に公開した結果,多方面から反響があった。高校や大学教員から地理教育にアナグリフを導入した報告なども寄せられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)