日本LTERネットワーク生態観測データ共有化のためのデータベース整理法の開発
Project/Area Number |
17710039
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental impact assessment/Environmental policy
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Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature |
Principal Investigator |
小川 安紀子 Research Institute for Humanity and Nature, 研究部, プロジェクト研究員 (50390711)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | Ecological Informatics / LTER / データマネジメント / 情報マネジメント / Ecological Metadata Language / EML / メタデータ / データ公開 / ecological informatics / データ共有 / JaLTER / エコロジカルインフォマティクス / データベース / Long-Term Ecological Research Network / 生態情報学 |
Research Abstract |
国際的な情報マネジメントワークショップ、また、国内でもさまざまな関連分野におけるデータ公開とデータベース共有化のための技術と取り組みについての研究会等での情報収集の結果、データ共有のためのインフォマティクス技術の最新動向などに関する、有益な情報が得られた。 また、生態学関連データベースに関するワークショップを主催し、国内・国際間のデータ共有を可能にする相互に検索可能なオンラインデータベースシステムを実現するため、EML(Ecological Metadata Language)を使ったメタデータベースの有用性など、利用可能な技術と課題について議論を行った。このワークショップの成果をまとめた報告を学会誌に投稿中である。 試験公開に使用するための京都大学和歌山研究林の森林観測データベース構築をほぼ完了した。 生態学データ共有化の実現には、すでに各組織が有する既存の情報システムを活用できるよう、メタデータベースによる共有環境の実現がもっとも有効であることが確認された。また、このためには、様々なデータ共有者のニーズに応えるメタデータ規格の標準化が必要であり、このEMLはたいへんこの点で多機能性に優れた規格であるが、多言語での共有には仕様の改善が必要なことが分かった。 データ検索を効率化するための方法として、制限語彙(キーワードリスト)を設定する方法があるが、より高度な利用を可能にする方法として、生態学データに係る概念を構造化した生態学オントロジーを構築する研究の必要も明らかになった。 本課題研究から得られた知見を共有するため、運用が開始された日本LTERネットワークの講習会において、メタデータ、EML、エコインフォマティクス技術に関する発表を行った。また、本研究の情報収集でこれまでに得られたLTERネットワークのデータ共有システムの取り組みや技術に関する情報の結果を森林学会誌に発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)