廃棄物収集運搬事業における人員配置計画策定支援技術に関する基礎的研究
Project/Area Number |
17710132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
内海 秀樹 京都大学, 地球環境学堂, 助手 (10293896)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 収集運搬 / 一般廃棄物 / 人員配置 / 収集現場 / 計画策定支援 / 支援システム / 清掃事務所 |
Research Abstract |
一般廃棄物の収集運搬を行う際の主要な計画は、収集員や運転手等の人員配置と収集経路の策定である。本研究は、清掃事務所等の現場で人員の配置計画を策定する際に策定者が留意する事項や考え方についてアンケート調査を行い、その結果を基に人員配置計画の策定を支援する技術について基礎的な研究を行ったものである。 人員の組合せが、複数存在する場合、策定者が人員配置を行う方法は、班員の顔ぶれを決定し次に担当業務に割りあてるという方法と、担当業務に個々人を割りあて結果的に班員の顔ぶれを決定するという方法とを併せると、それらは有効回答の半数以上を占めた。 班員の顔ぶれについて「毎回同じようにする」という方針の目的は、習熟を早めるためと考えている回答が多く、「毎回異なるようにとする」という方針の目的は公平感への配慮や緊張感の保持のためと考えている回答が多い。担当業務についてもほぼ同様の傾向が見られた。一方、ノウハウの伝達や欠勤への対応を目的として挙げている者の割合は、顔ぶれについて異なるようにと回答した者と、同じようにと回答した者との間で有意な差は見られなかった。担当業務についても同様であった。さらに、顔ぶれおよび担当業務の方針については、両方とも同じようにするか、異なるようにするかという方針がほとんどであった。 これらのアンケート調査の結果を踏まえ、遺伝的アルゴリズムを用いて顔ぶれと担当業務とに関する両方の方針に柔軟に対応できる計算手法について探求し、乱数によって仮想的に設定した人員配置履歴を元に、乱数による人員配置計画より、方針により沿っている計画の提案を行えることを確認し、策定支援技術の構築に対する見通しを得ることができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)