イネセントロメア領域におけるキネトコア形成領域の同定
Project/Area Number |
17710165
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎ゲノム科学
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Research Institution | National Institute of Agrobiological Sciences |
Principal Investigator |
水野 浩志 National Institute of Agrobiological Sciences, 基盤研究領域植物ゲノム研究ユニット, 研究員 (70370682)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | セントロメア / ゲノム / イネ / 反復配列 / トランスポゾン / FISH |
Research Abstract |
高度反復配列領域は現在のショットガン法を基本とする塩基配列決定技術では解読困難である。イネもその例外ではなく、イネゲノムプロジェクト終了後において特にセントロメア領域が解読困難として残されている。平成19年度は、昨年度までに引き続きイネ日本晴の各染色体のセントロメア領域の反復配列の構成を明らかにする事を目指した。昨年度までにイネの反復配列をfiber-FISH法をもちいて可視化する実験系を構築した。本年度はそめ系を発展させそれぞれの長さを顕微鏡下で測定し、イネの各染色体において反復配列の分布を明らかにした。具体的にはCentOのセントロメア内部での反復回数、クラスターの分布の詳細な構成とトランスポゾンなど散在型反復配列(RIRE3,RIRE7,RIRE8,hopi)の構成の特徴を明らかにした。その結果、CentO配列は分散した多数のクラスターとして存在してセントロメアの機能を担っている事が示唆された。またセントロメア内部でキネトコアを形成する領域を同定するため、イネCENP-Aタンパク質に対する抗体の作製を外部機関に委託した。しかしながら抗体価が上がらず、キネトコアを形成する領域について細胞染色を用いた実験で明確な結果をうることはできなかった。本研究期間中全体としての成果として、原著論文を第1著者としてDNA Research誌に発表(Mizuno, et. al. 2006)、国内1件、海外1件の学会発表を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)