フィリピン南部の武力紛争と復興・開発過程-地域研究から考える
Project/Area Number |
17710204
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Kyoto University (2006) National Museum of Ethnology (2005) |
Principal Investigator |
石井 正子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助手 (40353453)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | フィリピン / イスラム / 平和構築 / 紛争 / 復興支援 / 開発支援 / 開発 / 地域研究 |
Research Abstract |
本研究では、フィリピン南部のムスリム社会に焦点をあて、1)和平合意後の紛当者の追跡調査、2)中東イスラム社会とフィリピン南部とのネットワークに関する予備的研究、3)紛争地域における市民社会の役割、4)地域研究アプローチによる「紛争地域の復興・開発支援」および「人間の安全保障」を対象に研究活動を行うことを目的とした。それぞれの研究実績は以下の通りである。1)主要紙Philippine Daily Inquirerの2000年、2003年の記事のなかから、フィリピン南部の暴力事件に関する記事を抽出し、整理を行った。うち、モロイスラム解放戦線の拠点がおかれていたミンダナオ島リグアサン湿地帯に関する権益をめぐる問題、フィリピン南部の復興・開発過程に関する海外の援助機関の動向に注目し、考察を行った。2)2年間にわたり、カイロに出張に行き、アズハル大学や関連施設に留学しているフィリピン・ムスリムにインタビューを行った。分離運動展開時における留学生とポスト分離運動期の現代における留学生との違い、留学生とカイロ在住の家事労働者との交流に注目し、考察を行った。また、カイロではアラビア語の習得を行い、帰国後も日本でアラビア語の上達に努めた。3)現地の市民団体関係者と協力し、2000年以降に多発した暴力事件により国内避難民となった人びとに注目し、その動向を追った。2002年2月にダバオ市で開催された会議「Checkpoints and Chokepoints : Learning from Peace and Development Paradigms and Practices in Mindanao」に参加し、フィリピン南部の復興・開発過程に対する市民団体やメディア、および国際機関の動向に関する情報収集をした。4)東ティモールの復興・開発過程との比較をおこなった。また、インドネシア・アチェ州における復興・開発過程にも注目し、動向を追っている。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)