中核語彙のデータベース化によるバリ語の"伝統的共時態"と"脱カースト化"の記述
Project/Area Number |
17720094
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Linguistics
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Research Institution | Osaka University (2007) Osaka University of Foreign Studies (2005-2006) |
Principal Investigator |
原 真由子 Osaka University, 世界言語研究センター, 講師 (20389563)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | バリ語 / インドネシア語 / 語彙構造 / 敬語語彙 / コード混在 / 借用 |
Research Abstract |
1.バリ現地調査を約3週間実施し、それまでに入力作業を行っていたバリ語中核語彙のデータベースの記述内容の確認・修正・追加を行い、本研究の中心課題であるデータベースの構築における基礎部分はほぼ完成した。また、現地調査で物質文化と宗教儀礼に関わる文化語彙についての写真撮影を行い、文化語彙の意味記述を補助する画像の資料をデータベースに組み入れるための作業を進めた。 2.現地調査でバリ語・インドネシア語コード混在と借用が中核語彙(特に敬語体系)に及ぼす構造的作用に関する追跡調査も行い、その考察結果に基づいて、各語彙への「コード混在の頻度」や「対応するインドネシア語借用語の浸透度」などの情報の付加について検討した。 3.昨年度3月に提出した、本研究の大きな特色であるバリ語の"伝統的共時態"と"脱カースト化"の記述に密接に関わるバリ語とインドネシア語のコード混在をテーマとする博士論文の審査と面談審査を受け、そこでのコメントを本研究にも反映させることができた。 4.インドネシアの多言語状況、インドネシアの言語政策、バリ語を含むインドネシアの地方語およびインドネシア語の音韻・語彙・文法や言語使用の実態、そしてそれらの変化などについて、国内・インドネシアのインドネシア語・インドネシアの地方語の専門家と意見交換・討議をおこなった。 5.1で述べたバリ現地調査中および国内において、インドネシア語母音の聴き分けに関する聴覚音声学的実験を行い、その考察結果を学会で発表し、論文として投稿した。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)