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コミックのデジタル・アーカイブを地域文化資料として活用するための実践的研究

Research Project

Project/Area Number 17720150
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Japanese history
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

吉田 正高  東京大学, 大学院情報学環, 科学技術振興特任教員(特任講師) (30396858)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywords文化史 / コミック / デジタル・アーカイブ / 地域教育 / コンテンツ / コンテンツ・アーカイブ / 地域社会 / デジタル化
Research Abstract

本研究では、コミックを中心とした児童向け出版物のデジタル・アーカイブを地域文化資料として活用するための実践的な研究を行った。研究の素材として、戦後復興期に急速な都市化が進行し、児童の生活環境を含んだ地域コミュニティーに大きな変化がみられた東京都品川区大井町の品川区立大井第一小学校が所蔵する、昭和20〜30年代の雑誌付録コミック、児童文学、メンコなど当時の児童文化を象徴する児童向け出版物数百点を用い、なかでも特にコミックに着目し、次の手順で研究を実践した。(1)適切なコミックの整理法と保存法を検討し、(2)資料が流通していた当時の大井町周辺地域の調査・研究を行い、(3)高精細なデジタルカメラによる撮影作業によって画像データをデジタル化し、(4)上記研究成果(1)(2)(3)で得られたデータを、PC内にデジタル・データとして格納、統合し、PC上で閲覧できるようにした。
平成17年度については、(1)および(2)を中心に研究活動を行った。(1)について、保存に関しては、原資料の非破壊という基本方針のために中性紙の保存箱への封入による現状維持にとどまったものの、整理作業および整理法については、コミックの書誌情報を網羅する整理カードの作成などにより進展をみた。また(2)に関しても、不明であった寄贈者情報や流通当時の地域情報の獲得に大きな成果を得た。
平成18年度については、(3)および(4)に関する作業を行った。(3)の撮影作業によってコミックの画像デジタルデータを作成し、これに(1)および(2)で得られたコミックの書誌データと地域データをあわせてPC内に統合して格納し、本研究のためにカスタマイズした専用ビューワーで閲覧できるようにした。なお、本研究の成果については、資料所蔵機関である大井第一小学校内のPCにも移植し、同小学校において活用できるようにした。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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