Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
環境マネジメントシステム(EMS)の環境政策手法としての位置づけおよび他の政策手法との相互補完性について文献調査を中心に整理したうえで、EMSの導入促進に向けた環境規制上の優遇措置のあり方について、国内においては神奈川県、国外においてはEU加盟国のうちドイツおよびイギリスの事例と研究動向の調査を行い、検討した。あわせて、中小企業にとっても取り組みやすい、より簡易なEMSの制度化/規格化の国内外における状況に関する研究も行った。EMSを環境規制と関連付けることによって、事業者によるEMSの認証・登録を促進させるのみならず、より効率的で実効性の高い環境規制が実現できる可能性がある一方で、EMS認証取得・登録事業者に対して、たとえば立入検査、報告義務、許認可手続きの免除などの規制上の優遇措置を導入するにあたっては慎重な検討を要する。EMSと環境規制とを関連付けたいかなる制度/しくみも、環境パフォーマンス、信頼性、信憑性、透明性に基づくものでなければならず、それを担保する要素との組合せが必要となる。
All 2007 2006
All Journal Article (5 results) Book (1 results)
季刊環境研究 No.144
Pages: 46-63
CEAR(社団法人産業環境管理協会 環境マネジメントシステム審査員評価登録センター広報誌) No.21
Pages: 14-21
総合環境研究(長崎大字環境科学部紀要) 9巻1号
Pages: 77-80
110006425870
環境管理 42・3
Pages: 50-57
環境政策手法と環境訴訟(環境法制班研究報告書、日本エネルギー法研究所) 106
Pages: 127-147