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国際比較からみる乳幼児期のコミュニケーションにおける養育者のことばかけ

Research Project

Project/Area Number 17730394
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Educational psychology
Research InstitutionShohoku College

Principal Investigator

岡本 依子  Shohoku College, 保育学科, 准教授 (00315730)

Project Period (FY) 2005 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords代弁 / コミュニケーション / 国際比較 / 母親のことばかけ / 前言語期 / 母親 / 通文化的観点 / やりとり
Research Abstract

本研究は,幼児と母親のコミュニケーション成立について,母親のことばかけ,とくに母親が行う子どもの代弁について縦断的発達という観点,および,通文化的観点から検討することを目的としていた。これまで,国内の調査で、母親の発話を4つの代弁形式(子ども視点型、母子視点型、あいまい型、移行型)および非代弁に整理し,月齢推移との関連で,検討を行ってきた。昨年度までの分析では,縦断的には,生後0ヶ月から9ヶ月にかけて増大するが,生後12,15ヶ月には代弁が減少することがわかっている。本年度は,英語圏(オーストラリア,カナダ)の親子のコミュニケーションの分析を進めた。英語圏で得られたデータは,渡航の時間的制約から横断データであり,月齢を国内データと対応させることが難しかった。そのため,数量的な議論は難しいが,日本国内のデータにおいて多い月齢で,母親の発話のうち約1/3が代弁であるのに対し,英語圏では代弁が観察されるもののわずかであった。また,そのなかでも,アジア圏出身のひとりの母親は英語でのやりとりではあったが,代弁やそれに近い共感的な発話がみられた。その親子のデータを質的に検討すると,状況的には,子どもの状況や内的状態を言語化した代弁や観察者に対しての代弁などであり,国内データで観察されている代弁に近いものであった。この結果が英語圏を代表しているかどうかは,今後のさらなる分析を待つ必要がある。
一方で,英語圏のデータを分析するためには,英語圏の文化に精通していなければ解釈が困難な状況が多く,今後は,英語圏の研究者との共同研究というかたちで,より深く英語圏のデータを分析することを目指す。

Report

(3 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Book (1 results)

  • [Book] 親と子の発達心理学-妊娠期から乳幼児期の縦断的研究2008

    • Author(s)
      岡本依子・菅野幸恵
    • Total Pages
      256
    • Publisher
      新曜社
    • Related Report
      2007 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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