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顔の記憶に対する言語的符号化の妨害効果-検索過程における布置・特徴情報の関与-

Research Project

Project/Area Number 17730432
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Experimental psychology
Research InstitutionNagoya University (2007)
Shimane University (2005-2006)

Principal Investigator

北神 慎司  Nagoya University, 環境学研究科, 准教授 (00359879)

Project Period (FY) 2005 – 2007
Project Status Completed (Fiscal Year 2007)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords言語陰蔽効果 / 顔の記憶 / 再認 / 言語的符号化 / 言語化 / 目撃証言 / 特徴情報 / 布置情報
Research Abstract

平成19年度は,昨年度に引き続き,顔の布置情報および特徴情報の類似度が,言語陰蔽効果の生起にどのような影響を及ぼすかについて検討することが主な目的であった.平成18年度の実験では,一部の条件で,仮説通りの結果が示されなかった.その原因として,刺激や手続きなどに帰属されるものなのか,それとも,本来得られるべき結果であるのかを確認するために,今年度は,主に,顔画像刺激の改良を行った上で,次のような実験を行った.
まず,顔画像の類似度の操作は,コンピュータ上で,モーフィング技術を用いて行い,ターゲットに対して,「布置情報の類似度のみが高い」,「特徴情報の類似度のみが高い」,「両方の類似度が高い」,「両方の類似度が低い」ディストラクターを,それぞれ8枚用意した.次に,これらの刺激を用いた具体的な実験手続きとしては,まず,学習時は,1枚の顔画像を5秒間で覚え,5分間の遅延の後,言語的符号化群の被験者は,顔を想起した上でその特徴を言語記述し,統制群の被験者は,顔の言語的符号化とは関連のない課題を行い,最終的に,強制選択方式の再認テストを行った.
その結果,特徴情報と布置情報という両方の類似度が高いテストセットを再認テストで用いた場合のみ,言語的符号化による妨害効果が見られ,その他3つのテストセット群においては,そのような妨害効果は見られなかった.つまり,昨年度の実験と同様,今回の実験においても,特徴情報の類似度のみが高いテストセットを用いた場合に,仮説とは異なり,妨害効果が見られなかった.このように,仮説通りの結果が得られなかった原因について,刺激や手続きなどの問題だけでなく,特徴情報と布置情報という概念の操作的定義に関する問題も含めて考察が行われた.

Report

(3 results)
  • 2007 Annual Research Report
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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