ユニバーサル・アクセス対応の新しい高等教育形態に関する日豪比較研究
Project/Area Number |
17730482
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sociology of education
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Research Institution | National Institution for Academic Degrees and University Evaluation (2007) Kagoshima University (2005-2006) |
Principal Investigator |
杉本 和弘 National Institution for Academic Degrees and University Evaluation, 評価研究部, 准教授 (30397921)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 高等教育 / ユニバーサル・アクセス / 日本 / オーストラリア / セクター間連携 / 専門学校 / TAFE |
Research Abstract |
1.研究成果の発表 本研究課題の研究機関における成果について,平成19年6月30日〜7月1日に開催された日本比較教育学会第43回大会(於・筑波大学)において「オーストラリアにおける二元型大学(dual-sector university)の試み-大学とTAFEのセクター間連携-」と題して発表した。本発表では,ユニバーサル型高等教育(universal tertiary education)の実現に向けた取組として,オーストラリアにおける大学セクターと非大学セクター(TAFEセクター)とのセクター間連携,特にヴィクトリア州を中心に見られる二つのセクターを併せもつ高等教育機関,いわゆる二元型大学(dual-sector university)に着目した。一つの機関内に両セクター間の経路(TAFE-HE pathways)の整備を図ることによって,セクター間のアーティキュレーションの円滑化・弾力化を促進しようとしており,具体的には学生移動(単位互換・学習歴認定),カリキュラム,新しい学位(associate degrees,nested degrees)の創出といった面でユニバーサル化に対応しようとしている点,大学の多様化(機能分化)を促す可能性を秘めている点,しかしその反面,依然として二元型大学のインパクトは限定的である点について,平成19年3月め現地調査に基づいて実証的に考察した。 2.現地調査 平成20年2月には,オーストラリアのモナシュ大学・メルボルン大学・アデレード大学・南オーストラリア大学を訪問し,各大学で進むセクター間連携の取組について聞き取り調査を実施した。この成果は,上記学会発表の内容と併せて平成20年度刊行予定の『大学論集』(広島大学高等教育研究開発センター編)に発表する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)