初等・中等教育のユニバーサルデザイン化〜教員・児童生徒への福祉情報技術支援〜
Project/Area Number |
17730519
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
巖淵 守 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (80335710)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 初等・中等教育 / ユニバーサルデザイン / 福祉情報技術 / 特別支援教育 / 支援技術 |
Research Abstract |
本年度は,前年度の研究からまとめられた初等・中等教育に役立つ福祉情報技術に対するニーズを基に,それら技術を用いた支援方法の情報を効果的に提供できる体制の構築を目的に以下の通り実施した。 (1)障害のある生徒,家族,教員とその他支援者を対象とした就学支援に関する会を開催し,その中で,教育に役立つ福祉情報技術利用と教育のユニバーサルデザイン化に関するセミナーを実施した。その中では,前年度の研究にて得られた結果を踏まえた福祉情報技術利用とその支援方法を説明した。具体的には,福祉情報技術と人的な支援方法をユニバーサルデザイン,バリアフリーの観点からとらえた表を基に,障害の枠を超えて役立つ多数の機器や,欧米において先行する学習障害・発達障害のある子どもに対する福祉情報技術の活用例を示した。 (2)障害のある生徒向けの技術利用研究に関して優れた実績をあげる米国ワシントン大学DO-IT(Disabilities, Opportunities, Internetworking, and Technology)プロジェクトが持つリソースの中で,日本国内には不足する情報を選択して日本語化を図り,福祉情報技術を教育の中で活用する実例として,上記セミナーや他の学会にて紹介した。 (3)福祉情報技術に関する情報を提供する体制を設け,近隣の養護学校が実施した障害ある児童・生徒への遠隔授業に関する研究に対しての協力を行った。その中で,授業内容に加えて,利用できる福祉情報技術,遠隔授業に対するテレビ携帯電話やインターネットの有効性,認知面に関する負担について議論し,改善へ向けての支援を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)