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ミリ波サブミリ波精密モニター観測による巨大ブラックホール研究の開拓

Research Project

Project/Area Number 17740114
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Astronomy
Research InstitutionNational Astronomical Observatory of Japan

Principal Investigator

井口 聖  国立天文台, 電波研究部, 主任研究員 (10342627)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsバイナリーブラックホール / ミリ波サブミリ波 / ブラックホールの軌道運動 / 精密モニター観測 / 共通雑音 / 独立雑音 / 4-12GHz常温アンプ / 4-12GHzバンドパスフィルタ
Research Abstract

本研究では、このBBH発見をさらに確かなものとするため、ミリ波サブミリ波による巨大バイナリーブラックホールを携えた楕円銀河3C66Bの精密モニター観測を実施する。
3C66BにBBHが存在するなら、ブラックホールの軌道運動に伴う電波強度の周期変動が観測されるはずである。なぜならば、ジェットを出しているブラックホールの軌道運動の速度とジェットの速度の合成により、ジェットの視線角はBBHの軌道運動と同じ周期で変動するからである。これにより、ジェットよるドップラー・ブースティング・ファクターが変化し、それによりジェットからの放射強度が見かけ上変動したように観測されることが期待される。そして、その振幅はBBHの質量の情報も含んでいるため、高精度な強度モニター観測により、BBHの質量を正確に抑えることができる。
今年度は、昨年度開発した精密モニター観測システムの総合評価を実施するために、強度較正のための"パワーメータ"〔18年度:設備備品費〕、DCバイアスをカットする"DC阻止フィルタ"、電波障害を考慮した"ノイズカットトランス"などの部品を購入して、システム総合試験を行った。これらの試験結果も含めて、広帯域IFシステムの実現は世界でも初めてであるので、観測装置としての斬新な点などをまとめた論文を現在準備している。
また、精密モニター観測システムの立ち上げにあたり超高精度モニター観測を実現するために"4-12GHz帯域幅IFシステム"を設計し、その中で広帯域特性を実現するための"4-12GHz常温アンプ"、帯域外信号除去のための"4-12GHzバンドパスフィルタ"などを開発し、その評価を行った。このような広帯域IFシステムの実現は世界でも初めてであるので、観測装置としての斬新な点などをまとめた論文を現在準備している。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Radio Interferometer Sensitivities for Three Types of Receiving Systems : DSB, SSB, and 2SB Systems.2005

    • Author(s)
      Satoru IGUCHI
    • Journal Title

      PASJ : Publ.Astron.Soc.Japan 57

      Pages: 643-677

    • NAID

      10023937966

    • Related Report
      2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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