Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
銀河力学構造の解明を主な目的の一つとする、日本での位置天文観測衛星計画であるJASMINE計画が、ヨーロッパでの位置天文観測衛星計画GAIAとならんで推し進められている。このJASMINE計画を検討、推進する一方で、観測衛星による高精度アストロメトリー情報が出る前にそういったデータから、銀河力学構造を解明するための手法を検討した。銀河の力学構造を解析する手法として、シュバルツシルトの方法、トーラス構築法といったものが代表として上げられるが、両者はそれぞれ、一長一短がある。さらには、シュバルツシルトの方法を改良、発展させたSyer & Tremaineの手法というのも提案されている。ところで、銀河力学構造の解明にもっとも有力な手法であると考えているトーラス構築法(積分量の分かっているハミルトニアンと求めたいハミルトニアンとの関係を導く事で、求める銀河ポテンシャルの孤立積分を求める方法)を中心に検討整理してきたが、1次元ポテンシャルでのトーラス構築に関しては、検討や開発も終了し、その後、2次元ポテンシャルでのトーラス構築の検討の中で、トーラス構築法の問題点、改良すべき点などを明らかにし、整理する事が出来た。その問題点を解決するトーラス当てはめ法という新たな手法を確立し、それをまとめて論文投稿した。これまでの成果をオックスフォードで行なわれた銀河系バルジに関する国際会議で発表をおこなった。
All 2008 2007 2006 2005
All Journal Article (8 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (2 results)
Advances in Space Research 40
Pages: 672-674
Pages: 675-678
The Publications of the Astronomical Society of the Pacific(PASP) Volume 118
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Space telescopes and Instrumentation I : Optical, Infrared, and Millimeter. (Edited by Mather, John C. ; MacEwen, Howard A. ; de Graauw, Mattheus W. M.) (Proceedings of the SPIE) Volume 6265
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Memorie della Societa Astronomica Italiana v.77
Pages: 1189-1189
The Astrophysical Journal Volume 624
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Transits of Venus : New Views of the Solar System and Galaxy, Proceedings of IAU Colloquium #196, held 7-11 June, 2004 in Preston, U.K.(Edited by D.W.Kurtz.)(Cambridge : Cambridge University Press)
Pages: 476-482
Proceedings of the Gaia Symposium "The Three-Dimensional Universe with Gaia"(ESA SP-576).Held at the Observatoire de Paris-Meudon, 4-7 October 2004.(Editors : C.Turon, K.S.O'Flaherty, M.A.C.Perryman.)
Pages: 487-487