フッ素系液晶ゲル化剤を前駆体とする高エネルギー密度有機ゲル電解質の開発と応用
Project/Area Number |
17750181
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional materials/Devices
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
岡本 浩明 Yamaguchi University, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10274185)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 有機ゲル化剤 / 合成 / 熱物性 / 分子集合体 / 有機電解液 / 液晶 / ナノ構造 / 電子顕微鏡 |
Research Abstract |
本研究では、分子末端位にペルフルオロアルキル基を持つ低分子量有機ゲル化剤を開発し、それらの高エネルギー密度有機ゲル電解質への応用を試みとして、以下に示す知見を得ることができた。 1.ペルフルオロアルキル基を持つ有機ゲル化剤の合成 前年度までに合成したペルフルオロアルキル基を持つ低分子量有機ゲル化剤を基盤として、これらの化合物の酸化度を上げた有機ゲル化剤を合成した。 これらの化合物は、従来の有機ゲル化剤では困難であった高濃度電解質を含む有機電解液のゲル化が可能であった。 2.有機ゲル電解質への応用に関する基礎物性の評価 2-1.ゲル化能の比較 本研究で開発した有機ゲル化剤は、従来の有機ゲル化剤と比較した場合、高濃度の支持電解質を含んだ有機電解液を低濃度でゲル化することが可能であることが分かった。 2-2.ゾルーゲル転移温度の比較 従来のゲル化剤に比べ、本研究で開発したゲル化剤から形成した有機ゲル電解質は、ゾルーゲル転移温度が高い上、少量の添加量によりゲル化することが分かった。 これらの結果から、少量の添加により有機電解液のゲル化が可能な有機ゲル化剤の開発に関する分子設計指針を得ることができた。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)