高い符号化効率を実現するランプ型秘密分散法の構成とその安全性評価
Project/Area Number |
17760298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
岩本 貢 The University of Electro-Communications, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (50377016)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 暗号・認証 / 著作権・情報コンテンツ / 情報通信工学 / 数理工学 / 秘密分散法 / 情報セキュリティ / 暗号 / 視覚復号型秘密分散法 / ランプ型秘密分散法 / 情報理論的安全性 / データセキュリティ |
Research Abstract |
本年度は,partial broadcast channelを用いた秘密分散法に関して研究を行う予定であったが,残念ながら,まとまった結果を得ることが出来なかった.そのため途中から,不正者に対する耐性を持つ秘密分散法を情報理論的に構成する方法を研究した.従来の設定では,完全に不正を防ぐ(不正者の不正成功確率を0にするということ)は不可能であるという結果があるが(Ogata, et. al.),設定をShannon理論的な設定に(わずかに)変更するだけでこの問題が回避できるのではないかというのが,本研究の重要な点である.この問題については平成19年度中に解決を見ることが出来こなかったが最近,認証に関するShannon理論的暗号システムの扱いに関する論文(Koga, et. al.)においても似たような議論が成立していることに気がついた.引き続き研究していく予定である. 続いて,ランプ型のVSSSに関しては,理論的な研究が完成せず,論文として発表するにはもう一工夫が必要である.しかし,情報漏洩と秘密画像のサイズに関して現在までに得られている新しい知見については平成20年度中に開催される国際会議に投稿の予定である. 昨年度にある程度論文が出版されたこともあって,研究期間最終年としては来年度以降に引き続き行うべき点が多く残ったことが残念ではあるが,平成20年度以降も研究としては続けていき,成果を発表していく予定である.また,研究課題に関しては昨年度までの結果も含め,一定の成果があったと感じている.
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)