符号化変調方式を用いたソフトウェア無線通信の実現に関する研究
Project/Area Number |
17760302
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡本 英二 Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (10358963)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | マルチモード伝送 / ブロック符号化変調 / 移動体通信 / 等化 / カオス符号化変調 / CDMA / LDPC符号 / OFDM / チャネル推定 / ウェーブレット変調 / 送信ダイバーシチ / 一方向マルチモード伝送 / ブロック符号 / ターボ等化 |
Research Abstract |
本研究では簡易な構造で高能率,高品質な通信ができるSDR端末を実現することが目的である.そのために平成19年度には端末の構造を複雑にしない高能率,高品質SDRシステムの提案を行う.そして検証の結果を論文としてまとめ,同時に今後の課題についても明らかにすることを行った.移動通信環境における特性向上は重要な要素であることから,無線LANなどで用いられているマルチキャリア伝送方式の適用を検討した.ウェーブレット変換は主に加算演算で実現できるため,ソフトウェア無線端末への適用性が高いことを踏まえ,ウェーブレット変調方式の伝送手法についての検討を行い,有効性を明らかにした.また符号化変調方式を拡張し,簡易な構成で適応伝送が行えるマルチモードブロック符号化変調方式の検討を行い,シミュレーション上でその有効性を明らかにした.これにより伝搬環境が変化しても,受信SDR端末がビタビ復号を行うだけで高品質のマルチモード通信ができるシステムを実現することが可能となることが明らかになった.さらに複数のユーザの収容を踏まえ,CDMA化によるユーザ多重時の品質向上について引き続き検討し,移動通信環境において既存の拡散符号よりも優れた伝送系を実現した.また簡易な構成で利得の大きいターボ符号についても検討を加え,ソフトウェア無線端末への導入を念頭に置きつつその有効性を検討した.以上により適用範囲の広く,計算量を抑えたSDR上への実装が可能な高能率高品質通信方式の確立が実現された.これらの得られた結果は,2件の論文誌に掲載され,2件の国際会議において発表された.
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)