カオス理論に基づいた乱数生成回路の設計と情報通信への応用
Project/Area Number |
17760314
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
常田 明夫 Kumamoto University, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (40274493)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | カオス / 乱数 / フィードバックシフトレジスタ / 後処理 / 負相関 / 高次均等分布性 / 相関関数 / 直交系列 / 最大周期系列 |
Research Abstract |
本年度、以下のような成果が得られた。 1.アナログカオス回路等で生成された非周期2値乱数系列と線形/非線形フィードバックシフトレジスタおよびMod-2加算を組み合わせた非周期乱数系列の後処理法を提案し、非周期乱数の統計的の改善に有効であることを明らかにした。 2.線形フィードバックシフトレジスタに簡素な回路を付加することにより、CDMA通信で有効な負相関系列が生成可能であることを明らかにした。 3.非線形フィードバックシフトレジスタのフィードバック部と各レジスタとの結線を切り替える「フィードバック接続切替NFSR」を提案し、その諸特性を評価した。その結果、フィードバック部の回路を変えることなく、接続の切り替えだけでも、多くの最大周期系列が生成可能であることを明らかにした。 4.非線形フィードバックシフトレジスタに基づいたブロック暗号システムを提案し、その基本性能および既存の解読法に対する耐性の評価を行った。その結果、既存の解読法が適用できないこと、および従来のブロック暗号と比較して、回路規模を抑えることが可能であることを明らかにした。 5.同期CDMA技術を利用した測位システム用のスペクトル拡散符号について検討を行った。その結果カオス理論とWalsh関数に基づいて設計された直交2値系列が有効であることを明らかにした。
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Report
(3 results)
Research Products
(16 results)