底質の粒度分布と潮流が人工海浜に与える影響の解明及びそのモデル化
Project/Area Number |
17760411
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
水工水理学
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Research Institution | Kobe City College of Technology |
Principal Investigator |
柿木 哲哉 Kobe City College of Technology, 都市工学科, 准教授 (50353298)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 海浜変形 / 漂砂計測 / 粒度分布 / 画像解析 / 人工海浜 / 計測手法 / 現地観測 |
Research Abstract |
海岸管理の有効な手段として養浜がある。しかし,養浜を行うことで元々存在しなかった粒径の底質を対象海岸に運び込むことになる.その結果,元来の動的平衡状態であった漂砂移動体系にインパクトを与えることになり,このシステムが壊れ,更なる海浜変形を助長する.これについては混合粒径を有する海浜として国内外で幾つか研究され,底質移動や海浜変形のモデル化が試みられている.これまで提案されてきたモデルは均一粒径を対象としたものや均一粒径で構築したモデルの解釈を混合粒径に拡張したモデルが殆どである.また,混合粒径モデルの適用性を定量的に検証した例は殆ど無く,定性的な検討についても十分に明らかにされたとは言い難い.そのため混合粒径の海浜変形を予測するのはかなり難しく,予測のタイムスケールが年単位の中長期に渡る場合,ほぼ不可能に近い.さらに,養浜を行う場合,対象としている地点の外力の状況をまず把握するが,このときの外力としては主に波浪を考えた設計が行われ,沿岸海流や潮流に対する検討は殆どなされていないのが現状である.そこで本研究では,(1)混合粒径の底質移動メカニズム解明およびその過程のモデル化,(2)海流や潮流が人工海浜に与える影響の解明および各モデルの精度検証を2つの柱として、現地観測,室内実験および数値解析を用いて研究を進めた.
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)