透明性を確保した車種別交通量配分システムの利用推進
Project/Area Number |
17760433
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
井ノ口 弘昭 Kansai University, 環境都市工学部, 助教 (10340655)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 交通工学・国土計画 / 交通量配分 / クリアリングハウス / ネットワーク / アルゴリズム |
Research Abstract |
近年になって均衡配分手法についての研究及び実用化が行なわれてきている。しかしながら,コンピュータプログラムの作成は,各機関・会社が独自に行なっており,そのソースコードは一般的には公開していないため,中身はブラックボックスとなっており,本当に正しく交通量を推定しているのか分からないのが現状である。本研究では,車種別の均衡配分問題を効率的に解くアルゴリズムを開発することを第1の目的とする。第2の目的は,プログラムのソースコードをインターネット上に公開し,誰でも参照可能にするとともに,プログラムの不備を誰でも指摘することが出来るシステムの構築を行なうことである。また,作成したプログラムの検証を行なうことが出来るベンチマークデータの整備を行なうことを第3の目的とする。 本年度は,平成17年度に開発を行った車種別確率的利用者均衡配分の並列計算システムおよび平成18年度に行ったプログラム検証用のベンチマークデータを公開し,交通量配分プログラムの検証をすることが出来るシステムの構築を行った。検証システムを整備するにあたり,まず計算結果および計算時間などを各種のデータ・コンピュータで求め,結果を整理した。検証システムはWebべースとして,検証専用のパーソナルコンピュータを導入した。 この計算システムおよび検証システムの公開により,各会社が独自に開発するコストが大幅に削減されるとともに,交通量配分システムの透明性が確保される。また,車種別均衡配分システムが急速に浸透すると予測される。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)