外装材料の使用安全性に関する研究-付着モデルの構築と耐久性評価-
Project/Area Number |
17760449
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo University of Science (2006) The University of Tokyo (2005) |
Principal Investigator |
兼松 学 東京理科大学, 理工学部, 講師 (00312976)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | コンクリート / マイクロクライメート / 付着 / 耐久性 / FEM解析 / ポリマーモルタル |
Research Abstract |
本研究では,建築物の外装材の剥離・剥落を中心とした劣化に起因する使用安全性の低下に関して明らかにすることを最終目的とし,各材料の付着特性のメカニズムの解明とその経時変化特性の評価手法の構築を目的とした.ここで,各構成材料に作用する水分や温度などの劣化因子は部位によって大きく異なる事が指摘されていることからも,外装材に作用するミクロな劣化環境の把握は欠くことはできず,同時に実曝露環境の模擬手法の確立による性能評価手法の提案が本研究の中心的目的となる.これらを最終目標として,平成17年度は以下の研究項目について研究を行った. a)物性の経時変化予測モデルの構築.(外装材料の付着性能を中心とした検討) a)を踏まえ,外装材料に要求される性能を羅列的・網羅的に挙げ,その各性能の経時変化予測モデルについて文献整理を中心として整理し,具体的な付着性能に対する要求性能を明確にした. b)実曝露環境のミクロ環境(温度・湿度・劣化作用因子など)の実測によるデータの拡充 実構造物がおかれるミクロ環境条件の実測を行うことを目的として,測定システムの検討を行い,予備実験として,東京大学内の室内環境における相対湿度,温度,CO2濃度環境について実測を行い,材料のおかれるマイクロクライメートを明らかとした.また,東京理科大学において,マイクロクライメートの実測を行い,部材・部位ごとに暴露される実環境の実測を行い,これらをもとに現行のJASS5に示される中性化に関する耐久設計手法を信頼性設計の観点から検証した.その結果マイクロクライメートの影響は通常の水セメント比などの設計に比して影響が大きく,これらの検討は無視できないことが明らかとなった.
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)